My Colors

「旅立ちの島唄」を観ました

コレとかコレとか最近ブログ記事にしていた流れから観るしかないかと、久しぶりに映画を観ました。

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ドキュメンタリーに近い映画「旅立ちの島唄~十五の春~」です。

親が子を思い、子が親を思う気持ち、「家族」がテーマの映画ですが、「自立して強く生きること」を根底に感じ、もう一度観てみたいと思える作品。

主人公・仲里優奈役の三吉彩花さんも、ウチナンチュじゃないのに、しっかり三線を弾き、島唄の節回しで唄っているからたいしたものです。

「チョンコメー」(幼い頃)や「志情[しなさき]」(相手を想う深い愛情)など、方言を唄三線の先生が教えるシーンは、三線を嗜む身として印象に残りました。

優奈が「アバヨーイ」を耐えて唄う卒業公演のシーンや、島から旅立つ時に「春にゴンドラ」が流れるシーンは、涙が止まりません。

青い空と青い海を思い浮かべる沖縄地方ですが、あえて荒れる海や曇り空を撮影したとのこと。

南大東島という馴染みの薄い島の日常が良く描かれていた気もします。

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この島は、1820年、ロシアの艦船ボロジノ号が大東諸島を発見した時に船の名前にちなんで「ボロジノアイランド」と名付けられました。

古来、琉球では“うふあがり島”(はるか東の島)と知られてもいたそうです。

1900年、無人島だった島に八丈島の製糖業を営む企業が開拓者として上陸し、最初はなんと企業が所有する「社有島」でした。

優奈たちの民謡グループ・ボロジノ娘が歌う「おじゃりやれ」は、八丈島の言葉で、「いらっしゃい」という意味で、「アバヨーイ」(さようなら)も八丈島の方言だそうです。

初期の開拓者たちがもたらした八丈島の文化、製糖会社が持ち込んだ大和文化、そして沖縄文化。

南大東島ではこれらが混ざり合う(チャンプルー)文化が今も残ります。

地図で見ると沖縄本島からあまり南下せずにほぼ東の方向となる南大東島のことも勉強になりました。

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桜坂劇場(沖縄)から封切開始されたこの映画。関東エリアでは、シネスイッチ銀座(東京)・横浜ニューテアトル/チネチッタ(神奈川)で現在上映中です。

この先の上映予定は、千葉劇場(千葉)[6/8~]・シネマテークたかさき(群馬)[7/13~]・川崎市アートセンター(神奈川)[8/24~]となっています。

機会があれば是非観ていただきたいオススメの映画です。
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by tetora-u | 2013-05-27 23:23 | Tokyo